REPAIR EXAMPLE

中古車車販売

ポルシェ997

ポルシェ997 右フロント廻りの修理例

右フロント廻りの事故修理が入庫しました。 
右Fバンパー損傷、右ウインカーレンズ損傷、右Fフェンダーまでも損傷していました。
写真ではわからない部分ですが、Fバンパーのすぐ後ろ側に、コンデンサーがあります。
今回の事故でコンデンサー(ラジエーター関係)までも損傷していました。
Fバンパーを脱着。 やはりコンデンサーも損傷してました。
現車をパッと見で判らない部分は、実作業の中で追加になる場合もあります。
今回の損傷での関係性などによる点検もきんちんと見落とさないように確認を致します。
コンデンサは、エアコン(空調)の冷凍サイクルでつかう冷媒を外気で冷やすための熱交換器です。
通常、車両前方側にコンデンサを置き、その下流側にラジエータを配置します。
右Fフェンダーを新品交換します。
その際、まず損傷したフェンダーを脱着します。
その後、新品(ポルシェ純正)の部品をボディーに合わせます。
合わせるとは、(車によってさまざまで、新品だからっといって必ず合うとはかぎりません。
塗装する前に、板金の職人が色々な手を加えて、チリ(立て付けや隙間などを調整します。)
もちろん、新品のパネルのヘコミなどのチェックも大事です。新品でも凹んでる場合がもあります。
新品のフロントバンパーとフロントフェンダーの塗装をします。
新品に足付を念入りにします。足付をきちんとしないと塗料が密着
不良を起こす原因になります。
塗料はドイツ指定スタンドックスを使用。職人の目と塗料メーカーの
配合などで現車と同じ色を作り、塗装をしていきます。
コンデンサーの交換。交換後、専用機器によるエアコンガスを補充をします。
もうひとつ事故による原因が見つかりました。お預かりした際、エアバックの警告灯が点灯していました。
コンピューターにて診断したところエラーが表示。
右ヘッドライト下部にクラッシュセンサーが付いてます。これが原因で警告灯が点灯。スイッチを交換して最後にテスターによる診断で警告灯が無事消えました。 
その後組み付け完成です。